TASCAM DP-008EXはステレオマイクを内蔵するコンパクMTRで
こちらの内蔵マイクでドラムセットをレコーディングできるのか
在宅レコーディングに挑戦してみました!
こんにちは、ドラム・打楽器歴20年のさくたです。
吹奏楽をはじめ学校現場でのインストラクターしてます。
結論:内蔵マイクで十分録れます!
結論から申しますと、内蔵マイクで十分録れます!
インプットのレベルを調整することで、もちろん音割れなどなく録音できます。
マイクの性能も、この価格帯にしては十分な性能で
シンバルの高音域からバスドラムの低音域まで
しっかりと録音することができました!
それでは気付いたことをレビューしていきたいと思います。
MTRはめちゃくちゃ面白い!!
MTRとはマルチトラックレコーダーの略で、
複数のトラックに異なる音を録音することで
複数のトラックを同時に再生を行う事ができる録音機器です。
極端に言うと、たった1人でもアンサンブルができる機器です!
なぜMTRを購入しようと思ったかというと
新型コロナウイルスの感染拡大に伴って
音楽活動がほぼストップしてしまい
本番はもとより、バンドメンバーとの練習がすっかりなくなってしまいました。
パンデミック当初は「人との接触機会を避ける」ことが推奨されていましたので
大人数が一部屋に集まるオーケストラや吹奏楽は、すべてストップ・・・
公共の福祉を考慮すると、致し方ないことです。
ところが、たった一人で練習を続けると
やっぱり誰かとアンサンブルしたい!となりますね。。
そこで!
MTRを使って多重録音することで
アンサンブルを楽しみたい、という考えに至りました。
いざ使ってみると、めちゃくちゃ面白かったので
本当におすすめです!!
機動力最強!TASCAM DP-008EXを選んだ理由
私が購入したMTRはTASCAM社のDP-008EXです!
こちらを選んだ理由は、
1.ステレオマイクが内蔵されている!
2.電池駆動だから煩わしいケーブルを減らせる!
ずばりこの2点です。
例えばドラムセットを本格的に録音するとなると
多数のマイクを使用することになります。
私の場合、自宅で気軽に
(しかも最小音量で)録音することが目的ですので
・マイクに予算をかけずに
・とにかく手軽に録音できる(録音という作業が面倒にならない)
ことを優先的に選びました。
AC電源アダプターは別売で
基本的には
・単3乾電池×4本
で動作します。
メーカースペックでは「最大6.5時間の連続動作」とあります。
実際に使用した感じでは、6時間は問題なく使えています。
乾電池でおすすめなのは、エボルタです!
ただし、2日間使うと電池を入れ替えて、という
ランニングコスト的にはなかなか厳しいので
充電式エネループをおすすめします。
さすがに電池の持ちは劣りますが
いまのところ4時間程度は持ちますので、さほど気になりません。
充電すればまた使えるので
エコだし経済的にも助かります!
私はレコーディング時は「電池」で
マスタリングなどの編集作業は「AC電源アダプタ」を使っています!
電源アダプタもセットになっている販売店もあるようですので
併せてご購入されることをオススメします。
机で作業する分には、電源コードがあっても支障はないですね!
注意点1:どこに置くのかが重要(ほんとに!)
原理的には「ステレオマイク1本」で録音することになるので
マイク、つまりMTRを置く位置が結構重要になります。
どういうことかと言うと
マイクに近い楽器の音が大きく録音されます!
ですので、内蔵マイクで録音する場合
MTRを置く位置を考慮する必要があります。
DP-800EXは「机に置いて使う」ことが前提の設計になっており
本体には小さなゴム足しか付いていません。。。
これがドラムを録るときに苦労するポイントでもあります。
※とてもオススメの方法があるので、こちらは改めてご紹介します!
いろいろと試した結果
・スネア・ハイハット・バスドラムの3点から等しい位置
にMTRを置くのが良さそうです。
それでもフロアタムやライドシンバルなど
マイクに近い楽器は大きく録音されるので
演奏時に大きく叩かないなど工夫が必要です。
あくまで、自宅で、しかも極小音量で演奏した場合のベストバランスですので
ここは実際にいろいろとお試しいただくのがいいと思います。
注意点2:録音開始時の音が気になる!
内蔵マイクで録音する際
本体の「レコーディング」ボタンを押すのですが
こちら、操作のタッチ感が出るように
「カチッ」というクリック音が生じるように設計されています。
耳で聞く音量はごく小さな音なのですが
これが、かなりの曲者です!!!
内蔵マイクを使って録音すると
レコーディングボタンのクリック音が
かなりデカい音量で録音されてしまいます!
設定でクリックと録音の開始をずらせるといいのですが
そういう細かい設定はできないようですので
最初は録音された「クリック音を消去する」という作業をしていました。
この作業は、かなりシンドイです。笑
なぜならば、複数のトラックでクリック音が録音されて
どこのトラックでクリック音が録られたか
再生しながら探し出すしかないからです。。
そこで、超オススメなのが
フットスイッチです!
これがあれば、内蔵マイクを使用して録音する際も
レコーディングボタンのクリック音が入ることがありません!
実際に録音した演奏がこちら!
実際に、DP-008EXでレコーディングした音源がこちらです。
自宅で、ご近所迷惑にならぬよう、かなり音量を落として演奏しています。
(拙い演奏はともかく) 内蔵マイクでも結構録れることを実感いただけるのではないでしょうか。
参考にしていただけましたら幸いです!
まとめ
TASCAM DP-008EXの内蔵マイクで
ドラムのレコーディングができました!
いかがでしたでしょうか?
MTRを使うと、音楽の幅が一気に広がります!
人と積極的に接触できない今だからこそ
MTRで音楽ライフを楽しむのはいかがでしょうか。
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