教員・保護者にオススメ!自宅でも練習できる 小・中学生の打楽器初心者がリズム感を鍛える裏技!

打楽器

小学生や中学生の打楽器初心者は、おそらく初めて「打楽器」という楽器に触れるでしょう。

打楽器は「リズム感」が重要と言われて久しいですが、リズム感でお悩みの方は多いのではないでしょうか?

児童や生徒のリズム感がいまいち、でも指導法がわからない

リズム感は才能でしょう!鍛え方なんてあるの?

おうちで簡単に練習できる方法が知りたい!

そんなお悩みをお持ちの親御さんや教員の皆さんに “おすすめの練習法” を紹介します。

<br>さくた

さくた

こんにちは、ドラム・打楽器歴20年のさくたです。

吹奏楽をはじめ学校現場でのインストラクターしてます。

教育現場で経験した中で、最も効果的で定着率の高い “おすすめの練習法” をご紹介します!

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ステップ1:追体験「リズム感はすべての人の身近にある」

リズムは音楽の核を担う、とても原始的な要素です。

テレビなどの映像で、アフリカの子供たちがものすごくリズミカルに歌って踊っている様子を見ると、生まれ持った才能に違いない!と、ついついさじを投げてしまいがちです。

「天分」によって、リズム感のセンスは違ってきますが、それはもはや ” プロの音楽家として(他者と比べて)どうか “、という領域で、小学生や中学生が合奏で演奏するには、不必要なセンスといえます。

実は、私たちは常にリズムと共に生きています。

例えば、朝起きてご飯を食べる、12時になると昼食を食べて、夜には布団で寝る。1日の流れは大まかには同じで、毎日「繰り返し」ています。

さらに言えば、自分の胸に手を当てると、心臓の鼓動を感じることができますよね。

これら一つ一つは単なる「行動」や「伸縮」でありながら、一定の規則性を持って「繰り返し(連続)」ています。

これこそが「リズム」であり、実は誰もが常に身近な存在であるといえます。

「リズム」という言葉はとても抽象的で、わかりにくいものです。

身近な例に置き換えて、子どもたちに追体験させることをオススメします。

✔ 時計の秒針

✔ 学校のチャイム

✔ バスケットボールのドリブル

✔ 電車のガタゴト音

✔ 救急車のサイレン

✔ 馬が走る音

ステップ2:音楽に合わせて歩く・走る・スキップする

運動会では音楽に合わせて「行進」することがありますね。

「行進」ほどかしこまったものではなくとも、音楽に合わせて歩く、という動作は、楽器演奏におけるリズム感の「根幹」といっても過言ではないほど重要です

例えば、となりのトトロの「さんぽ」に合わせて歩いてみましょう。

曲の拍子に合わせて、「いち・にい・さん・しい ~繰り返し」と数えながら、足の着地、または足が地面を離れるタイミングが「いち・にい・さん・しい」と合うように歩きます。

硬くならず、リラックスして歩くことが大切です。

これをいろんなテンポの曲で練習します。※テンポの速い曲では、もちろん走ることになります。

実は、歩いた時の腕の振り方(厳密には背骨を軸にした回転運動)が、安定したリズムを生み出す源です。

目先の上達に囚われて真っ先にスティックや楽器の練習に取り掛かると、必ずすぐに「リズム感」や「テンポキープ」、「拍子感」という壁にぶち当たります

ステップ1で追体験した「リズムは身近な存在」を、ステップ2で「身体に覚えさせる」ことが、長い目でみると重要となります。

ステップ3:リズムを「ことば」に置き換える

ここからは実際の演奏に必要なリズム感をトレーニングしていきます。

リズムは楽譜で表すと、「黒い丸」と「縦横の棒」で示された、まるで暗号です。

この暗号を解読する能力(読譜力)はやはり鍛錬が必要ですが、ことリズムに関しては「ことば」に置き換えることで、早く理解することが期待できます

そもそも「ことば」とは、発音とリズムで表現されています。

例えば、「あるぱか」「どうぞ」「なんだろ」「そーっと」「しまった」という言葉は、1度は口にしたことがあるのではないでしょうか?

チョイスした言葉に意味はないので(笑)、同じような発音の言葉であれば、なんでも結構です。

これらを楽譜に書くと、こんな感じです↓

いかがでしょうか?

言葉のリズムに意識してみなければ、普段考えてもみないですよね。

ステップ3の手順で音楽に合わせて歩きながら、声に出して「言葉」を発します。どれか1種類でよいので、同じ言葉を繰り返します。

さきほどの「いち・にい・さん・しい」の歩きに合わせて、「あるぱか・あるぱか・あるぱか・あるぱか」といった具合です。

上記楽譜の例では、テンポ90以上くらいから「早口ことば」みたいになってしまうので、リズムを2分の1倍に変更するなど工夫しましょう。

慣れてくると2つを交互に、3つを組み合わせて、などバリエーションを増やしていきます。

このように言葉に置き換えてリズムを言語化する作業は、通常の読譜段階においてもとても有効です。音楽用語では「ソルフェージュ」ともいいます。

そもそも、歌えない(喋れない)リズムは、まず演奏できないです。

まとめ

ステップ1:追体験「リズム感はすべての人の身近にある」

ステップ2:音楽に合わせて歩く・走る・スキップする

ステップ3:リズムを「ことば」に置き換える

いかがでしたでしょうか?

スティックや楽器を練習するより前に、身近な生活・動作・言葉からリズム感を感じる訓練をすれば、おのずとリズム感は鍛えることができます。

まずは難しく捉えず、「慣れていく」ことにウエイトを置いて、取り組んでみてください

それでは、楽しい打楽器ライフを!

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