越冬したネギは、春になって気温が上がると、あっという間にトウ立ちしてしまいます。
トウ立ちしたネギは硬くて食味が落ちますが、諦めることはありません!
せっかくなので、種を採って、新しいネギを作ってみませんか?
子どもに食の大切さを知ってもらいたくて、
自宅の庭で家庭菜園をはじめました!
参考にしていただけましたら幸いです。
ネギも花を咲かせる!トウ立ちは残念?
厳しい冬を越したネギは、春になって暖かくなるとトウ立ちします。
トウ立ちとは “花芽” が伸びることで、葉物野菜がトウ立ちすると「食味が落ちる」「硬くなる」など食する上でのデメリットが出てきます。
ネギは花が咲かない、というイメージがありますが、春になるとネギも花を咲かせます。
トウ立ちしたネギは、たしかに野菜として食すことは難しいかもしれませんが、花が咲いて2ヵ月ほど置いておくと、ネギの種を採ることができます。
トウ立ちしてしまったネギは再生するのにも時間がかかってしまいます。再生を繰り返したネギは、どうしても味が落ちてきます。ならばいっそ、種を採って新しいネギを育てることをオススメします!
ネギの種の採り方
ネギ坊主がしっかりと茶色に色づき、中の「黒い種」がしっかりと確認できるようになってからが種を採る時期です。
種の採り方はとても簡単で、葱坊主を手で軽く揺らすと、ポロポロと中から黒い種が飛び出してきます。
ご覧の通り、簡単に種を採ることができます!
採った種を植え付ける!
ネギ坊主を揺すって採取した種を、育苗ポットに植え付けていきます。
土・ポット不要で、そのまま定植できる「種蒔き用ポット」がとても便利です!
水で膨らみ、毎日適度に水やりすることで安定的に発芽することができます。ネギのような小さな種も流れ出にくいので、とてもオススメです!
▼ こちらはポットに土を入れるタイプです。プラスチックのポットに比べ、ゴミが発生せず環境にやさしく、植え替え時に根を傷つける心配がありません。
▼ はじめての播種にはこちらのキットもおすすめです!
土を使う場合は、種を撒いた後、薄く土をかけます。夏場は水分が干からびる前に、1日1~2回は水やりをしましょう。
育苗しなくても、プランターや畑に直接種を蒔いても大丈夫です!発芽さえ成功すれば、最初は頼りないほど細いネギも、意外にも丈夫に育ってくれます。直播の場合、小さな種ですので密集しやすく、苗と苗の間隔が密になり、全体の生育が遅くなることがあります。発芽後10cm程度に育ったら間引いて、間引いた株は別の場所に植え替えることをオススメします。
密集したとしても、薬味の小ネギを収穫するのには、それはそれで便利です。
あまり細かいことは気にせず、逞しく育つネギと、ちょっとした料理にさっと使える便利さを楽しんでくださいね!
まとめ
・ネギ坊主は食味が落ちるけど、種を採れば新しいネギを育てられる!
・ネギ坊主から種を採るには、茶色く色づくまで放置しておく!
・エコタイプの育苗ポットを使えば、環境にやさしく、定植時の植え替え不要!
ネギ坊主が出来たネギは、成長がストップし、硬く食味も落ちてしまいます。
でもガッカリすることはありません!
次の若いネギを育てるための「種」を採って、有効に活用することがオススメです!
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