打楽器の基礎練習に使える楽譜を公開します!
無料でダウンロードしていただけますので、どうぞご自由にお使いください!
※商用利用・二次配布はご遠慮ください。あくまで個人や部活動などの範囲でご使用ください。
こんにちは、ドラム・打楽器歴20年のさくたです。
吹奏楽をはじめ学校現場でのインストラクターしてます。
基礎練って何をしたらいいの?というご質問をよくいただきます。
毎日の練習に使える基礎練習の楽譜を書きましたので、
ぜひお役立てください!
どんな方にオススメ?
今回ご紹介する基礎練習の楽譜は、主に「打楽器を初めて2か月~」の方を想定しています。
打楽器を初めて間もない方は、生まれて初めて”スティック”という棒に困惑していることと存じます。
そして、この2か月という時期は、スティックをコントロールして曲を演奏しなければならない!という状況が訪れている頃でもありますよね。吹奏楽の部活動では「さあコンクールへ出場するぞ!」という時期です。
曲を演奏するとなると、スティックを体の一部として扱わなければ、思うようには演奏できません。
スティックを体の一部として馴染ませるためには、”お箸”のように繰り返しトレーニングする必要があります。
ご紹介する基礎練習を継続いただくと、次のようなお悩みの解決が期待できます!
・スティックと手の感覚がいまいち一致しない・・・
・利き手は得意だけど、利き手でない手がぎこちない・・・
・片手ずつならできるのに、両手交互になると一気に難しく感じる!
・細かい音符・速いテンポが苦手!
・先輩/先生が、あまり教えてくれない(苦笑)
・ある程度経験者だけど、もう一度基礎を見直したい
▼ 基礎練習に必要な準備物はこちらの記事をご覧ください。
vol1. 右手と左手のウォーミングアップ
▼ こちらからもご覧いただけます。
Daily Basic Practice vol.1 by sakuta
※楽譜のRL表記について … R:右手 L:左手
右手と左手を片手・交互に叩いていく練習です。
一見シンプルなようにみえますが、実は奥が深い練習です!
テンポはゆっくりから速くまで、徐々に変えながら練習してください。
・二分音符は、しっかり腕を振りましょう。腕の振り方には色々あり、正解は1つだけではないのですが、ゆっくりのテンポ・長い音符では「ウォーキング」と同じ要領で大きく振るのがおすすめです。このとき、体の動きをしっかりと感じながら練習してみてください。
・二分音符→四分音符→八分音符…と音符が細かくなるにつれ、体の動きがコンパクトになっていきます。
・中級者以上の方は、左右の体の動き・音色・音量が均一かを気にしながら練習しましょう。
・慣れてきたら、pp~ffのいろんな音量で練習してみてください。
vol.2 細かい音符・リズムに慣れる
▼ こちらからもご覧いただけます。
Daily Basic Practice vol.2 by sakuta
※楽譜のRL表記について … R:右手 L:左手
16分音符をベースに、細かい音符・リズムに慣れましょう。
16分音符は「速い・細かい」というイメージがありますが
右手と左手を分解して捉えると、さほど「速い・細かい」動きはしていません。
このことに早い段階で気付くと、一気に上達することが多いです!
・右手(左手)の8分音符は、一定の動きをしています
そこに、反対の手の8分音符が交互に加わることで、16分音符となります。
・右手(左手)の動きが、反対の手が加わる・外れるタイミングで変化しないように
しっかりと観察しながら練習するのがコツです。
・右手(左手)が加わった時に、左右の音色・音量の差がないように練習しましょう。
▼ 音色を聞き分けるには、手作り練習台がオススメです!
まとめ
打楽器の基礎練習に使える楽譜をご紹介しました。
基礎練習のコツは、基礎練習のための練習をしないこと、です!
ただ機械的に叩いていくのではなく、視覚・聴覚・触覚をフル活用して、しっかり観察しながらトレーニングすることで、飛躍的に上達できます。
今後も基礎練習用の楽譜をご紹介する予定です。
ぜひみなさまの日々の練習に、お役立てください!
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