この記事では、収穫期が終わったイチゴのランナーから苗を育てて、翌年の収穫に向けて新たに植え付ける方法をご紹介します!
子どもに食の大切さを知ってもらいたくて、
自宅の庭で家庭菜園をはじめました!
参考にしていただけましたら幸いです。
収穫後のイチゴは捨てちゃ勿体ない!
みなさんは、収穫が終わった後のイチゴの株を、大切に育ててますか?
私は最初知らなかったのでとても驚いたのですが、買ってきた1株のイチゴから、来年のイチゴの苗をたくさん作ることができます!
えっ?!収穫が終わったイチゴの株から
来年のイチゴが育つの!?
イチゴの苗って、結構高いですよね~。
もし今年イチゴを育てたのなら、ぜひ、来年に向けての苗作りにチャレンジしてください!
とってもお得に、美味しいイチゴをたくさん作れますよ!!
イチゴはどうやって増えるの?
収穫が終わったイチゴの株から来年の苗を作りましょう!
イチゴがどうやって増えるのか、簡単にご紹介します。
イチゴは種ではなく、「ランナー」と呼ばれる「ほふく茎」をのばして増えていきます。
「親株」からランナーを伸ばして先端から根が発達し、うまく根が定着すると新たに「子株」が成長していきます。そして、「子株」からランナーが伸びて、「孫株」が成長していきます。
苗の育て方
「親株」から伸びたランナーの先端に、根・葉・茎を持った「子株」が作られます。
この先端部分を、土を入れた育苗ポットの上に、ただ置いておくだけでイチゴの苗ができます!
最近では、ビニール製ではなく、生分解性で「そのまま植えられるエコポット」が販売されています。環境にやさしいだけでなく、植え付けの際にポットから取り出す必要がないので、とにかく楽です!
また、土が崩れて根が露出したり、ポットの底の穴から根が出ていて取り出す時に根を傷つけたり、ということが無くなるので、植え付け時の失敗を軽減することが期待できます。
根が定着するまでは、風に煽られてポットの上から落ちやすいので、針金やゼムクリップなどを曲げて「U字のピン」を作って、やさしくランナーを固定すると安定します!
強く土に押さえつけると、ランナーをつぶして親株からの養分補給の妨げになりますので、あくまでもランナーがずれ落ちない程度に押さえるようしましょう。
もし、U字ピンを作るためのクリップなどをお持ちでない場合、またはU字ピンを作るのは手間!という方には、ランナー専用の「ランナーピン」なるものが販売されています。ランナーを傷つけにくく、錆びたりすることもなければ、クリップよりも面積が大きいので刺したときの安定性が抜群です。ぜひお試しください!
▼ こちらのランナーピンがオススメです!
無限ループ栽培には「孫株」以降を使おう
「親株」から伸びたランナーを育てることで、来年の苗ができあがります。
収穫期が過ぎてイチゴの実がつかなくなったら、ランナーがバンバン生えてきます!
来年の株を作るときは、最も生育のよかった「親株」から「孫株以降」をとるのがおすすめです。
「孫株」を選ぶのは「親株」の病気をもらわないようにするためです。
必ず1つ目の「子株」ではなく、2つ目以降の「孫株」を苗に選びましょう。
超簡単!育てた苗の植え付け手順
ランナーを育てて苗を作ったら、秋頃にいよいよプランターに植え付けていきます!
用意するものはこちらです!
それでは植え付けの準備を進めていきましょう。
1.プランターの底に鉢底を敷く
プランターは40~50Lの、中型のプランターをオススメします。
小さなプランターにすると、イチゴができる量が少なく、実も小ぶりでした。
私はこちらのプランターを通販で購入しました。
まず、プランターの底に鉢底ネットを敷き、鉢底石を入れます。
イチゴは水はけの悪い土では生育が悪くなりますので、必ず鉢底ネットを敷いて、鉢底石を入れることをおすすめします。
鉢底石の厚みは2~3cm程度が適度な水はけでおすすめです。
鉢底石はネットに入ったタイプを使うと、栽培が終了した後に回収しやすくなり、培養土を再利用しやすくなります。
2.培養土を入れる
次に、培養土を入れていきます。
培養土は、お近くのホームセンターでも販売されていますが、数が多いとかなり重いのでネット通販で買うのがオススメです!
鉢底石や培養土、肥料など重いものは、全部まとめて通販で買って、週末までに届くようにしておくと、朝一番から作業ができるので、1日を有効に過ごすことができますよ!
今回は培養土のストックが少なかったので、土の嵩増しとして「腐葉土」を足しました。
腐葉土自体は土というよりかは、落ち葉などが微生物で分解されたフカフカの繊維質なのですが、イチゴは水はけが良い方が失敗しにくいので、イチゴの栽培に適した土質になるのではないかと思います。何より、培養土より安価なのが経済的に助かります!
3.土の高さを調整する
イチゴを植えた時に、プランターの縁とイチゴの苗がほぼ水平になる程度に土を入れることをおすすめします!
植え付けた秋から収穫時期の春まで、長い期間の間に土が重みで徐々に圧縮されて、土の嵩が減っていきます。
また、春になってイチゴが生ると、土と触れて表面が傷むのを避けるために、できるだけプランターの外に果実を出すのが望ましいです。
この時、土の嵩が減っていると、縁との距離が大きくなってイチゴがプランターの外に出てくれません。雨が降ったりすると土の重みで徐々に土の嵩が下がってくるので、最初にしっかりと土を入れておくのがポイントです!
4.肥料(元肥)を混ぜ込む
元肥が入った培養土を使用する場合、さらに化成肥料を追加すると過剰になってしまうので、必要ありません。
ただし、イチゴの旨味を強くするには「バットグアノ」か「魚粉」を混ぜておくことをオススメします!
これらは土の表面に撒いても作物に吸収されにくいとされるため、予め土の中に混ぜておきましょう。土の中に混ぜ込んだ方が、植え付けたイチゴが効率よく吸収するといわれています。
▼ おすすめの魚粉はコチラです!
▼ 元肥が入っていない場合は、イチゴ用の肥料がオススメです!
5.穴を掘って植え付ける
プランターに移した培養土の、イチゴを植え付けたい場所に、スコップで穴を掘ります。
苗は根をほぐさずに、土ごと植え付けてください!
イチゴのクラウン(根と茎の間の、王冠のような形の生長点)を土に埋めたり、極端に浮き上がった位置にならないように植え付けましょう。
6.植え付け後はしっかり水をあげよう
植え付けが終了した後は、鉢底から水が出てくる程度に、しっかりと水やりをしましょう。
植え付けの時期はまだ日中は暖かく、晴れの日が続く季節です。
水はけのよいプランターは、畑に比べて乾燥しやすいので、根がしっかり定着するまでは毎日水やりをしましょう!
まとめ
それでは、来年の春に無事イチゴができることをお楽しみに!
みなさんもぜひ!お試しください!
それでは楽しい家庭菜園を!
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